投資歴10年以上の、まにゃです!
投資歴は長いんですが、米国株投資を本格的にやり始めてまだ2年も経っていません。
それまでは、難易度が高い日本個別株に投資していました。
海外の株って状況がよくわからないからリスクが高いと思っていたんですが、そうではなかった。
そのことについてもわかりやすく書かれた「いちばんカンタン!米国株の超入門書」という本を紹介します。
なんと、オールカラーで薄っぺらい!200ページもないんです。
それでいて、押さえるべきことはしっかり押さえている。
投資初心者や読書が苦手な人におすすめの本です。
- BASIC 始める前に!おさらいしよう基本のきほん
- PART1 人気の米国株ってどこがいいの?
- PART2 米国株を買ってみよう
- PART3 シンプルでわかりやすいインデックス投資
- PART4 成長企業に直接投資個別株投資
- PART5 知っておきたいリスクと売りどきの見極め方
- PART6 儲けた人と損した人の違いはコレ
- PART7 成長国の未来を買う
「いちばんカンタン!米国株の超入門書」は2021年12月に出版されました。
結構、新しいですね。
BASIC 始める前に!おさらいしよう基本のきほん
まず最初に、以下のような基本中の基本の内容が書かれています。
・株式の仕組みをおさらい
・投資の目的、目標、資金、期間を整理する
・アセットロケーションでリスクを減らす
・投資信託の魅力とは
PART1 人気の米国株ってどこがいいの?
米国株の魅力は以下の4つ。
①経済大国の米国株は成長を続ける
成長の要因は人口増、競争力、投資環境のよさ。
②少額から始められる
日本株は100株単位からしか買えないが、米国株は1株から購入できる。
数千円の投資資金で米国株デビューできる。
③年に4回の配当がもらえる
株主優待はないが、配当はかなり魅力的。
利回りも日本より概ね高い。
米国は、配当で株主に還元する環境がある。
④グローバル投資ができる
米国にはグローバル展開している企業が多い。
近年の世界経済の成長率は年4%。
グローバル展開を行う企業はこの恩恵を受けて成長する。
魅力がある米国株だけど、「為替リスク」と「価格変動リスク」がある。
PART2 米国株を買ってみよう
ここでは、口座開設の方法について写真付きで詳しく解説されています。
証券会社を選ぶポイントは、取り扱い銘柄と手数料。
・特定口座と一般口座の違い
・円貨決済と外貨決済の違い
についてもわかりやすく書かれています。
意外と知られていなさそうだけど、米国株に投資する投資信託や ETF であっても、東証に上場している国内の商品であれば日本円で購入できる!
ただし、手数料高め。
米国株の取引時間は日本時間の深夜23時30分から翌朝6時。
取引時間外でも注文は可能。
会社によって時間外の取り扱いが違うので注意。
投資で出た利益は米国と日本の両方で課税される。
株の売却益の場合、米国では非課税。
配当金の場合は、米国で10%&日本で約20%が課税され、二重課税となる。
この二重課税は確定申告で「外国税額控除」をすると解消できる。
米国で差し引かれた10%分が還付金として戻ってくる。
PART3 シンプルでわかりやすいインデックス投資
インデックス投資のメリット
インデックス投資のメリットは以下の通り。
②売買ルールがシンプルで初心者にも分かりやすい
投資商品の選び方
ここでは、主なベンチマークと投資商品の説明がわかりやすく書かれています。
セクター別型や全世界型などの説明もある。
PART4 成長企業に直接投資個別株投資
数万円で超有名企業の株主になれる。
少額投資できるメリットは、限られた資金の中で分散投資が可能になること。
リスクを分散させるには、できるだけ業種の異なる銘柄を組み合わせる。
日本でも馴染みの深い製品やサービスを提供する企業に目を付けてみよう。
資産に占める割合は小さめにして、今後伸びていきそうな企業にも投資。
高配当株で手堅くコツコツ儲けるのもあり。
その場合、連続増配の銘柄を買うのがポイント。
高配当企業は成長しにくいのでインカムゲインを狙う。
購入したい銘柄を決めたら、そのお値打ち度をチェックする。
ここでは、1株当たりの当期純利益や自己資本利益率など重要指標について解説されています。
株を購入する前に政策金利の変動をしっかり見極める事は大切。
そのほか、注目すべき情報の一覧が分かりやすく解説されている。
PART5 知っておきたいリスクと売りどきの見極め方
以下のことに注意して投資を行う。
①株価の変動に一喜一憂しない
米国株は長期投資が基本。
自分のルールを守ることが大切。
②企業情報をチェックし売り時を見極める
③為替リスクと金利変動リスクを考慮
金利が上がると株の資金が債券に流れるので、株価は全体的に下落する。
④破綻リスクと地政学リスク
株価が暴落した時の対処法まで書いてあるよ。
PART6 儲けた人と損した人の違いはコレ
儲けた人と損した人の違いは、いかに心に余裕を持たせるか。
ここでは、損をしやすい投資家の4タイプが紹介されています。
その他、失敗例や成功例のケーススタディも載っています。
PART7 成長国の未来を買う
これから高度経済成長をむかえる国に注目。
人口増加と豊かな資源が魅力。
しかし、外国の影響を受けたり、政情不安で株価が低迷したりすることも。
その国の経済を担う代表企業の株を買う。
ここから、新興国株の買い方について書かれています。
NISA や iDeCo についてもしっかり押さえてあるよ!
投資初心者におすすめ!
これを読んで、最低限必要な投資知識をばっちりおさえよう。
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