iDeCoとNISA併用で毎月20万円積立投資をしている、まにゃです🐈
老後資金や教育資金を貯めるためにiDeCoや積立NISAを活用・併用して資産形成している人が増えていますが、みんなどういう考え方でやっているか気になりますよね。
定年退職が70歳以上になりそうな時代、セミリタイアを狙っている人もいるのではないでしょうか?
私は60歳セミリタイアを狙っています!
具体的に何にどれくらい投資すればいいか把握していますか?
残念ながら資産運用の仕方は人それぞれなので、これが正解というのはありません。
今回は、参考としてまにゃ家の資産運用を紹介します。
実際に細かく資産運用シミュレーションしたところ、結構ショックな結果になりました・・・。
・資産形成の目標額を決めるヒントが得られる
・誰でもできる堅実な投資戦略がわかる
・iDeCoや積立NISA併用でどれくらい資産形成できるかわかる
・自分の投資プランが立てやすくなる
・資産形成時にどんなリスクがあるかわかる
まにゃ家の投資内容
まにゃ家では現在、毎月以下の金額を長期積立投資しています。
積立NISA、ジュニアNISA、iDeCoを併用・フル活用!
・夫の積立NISA 月33,333円
・夫のiDeCo 月23,000円
・私のiDeCo 月12,000円
・息子ジュニアNISA 月66,666円
・娘ジュニアNISA 月66,666円
月額201,665円
年間2,419,980円
また、堅実な長期積立投資とは別に、実験も交えながら以下のようなものに投資しています。
それぞれ、元本です。
・不動産クラウドファンディング200万円
・FX自動売買50万円
・仮想通貨400万円
3年前に損失確定した分は含めず
・私の一般NISA 年間120万円
日米個別株。日本個別株惨敗で塩漬け株多数あり。
あと、投資ではないですが、貯蓄目的で米ドル建て終身保険に加入しており、保険金は夫婦2人合わせて814万円払い込み済みです。
米ドル建て終身保険は解約するかどうか近々検討予定。
現在、株式の投資総額(証券口座にある現金含め)は約670万円です。
他に、不動産クラウドファンディング200万円、FX自動売買50万円、仮想通貨400万円を足すと、投資元本総額は1,320万円です。
投資の目的・目標金額
なぜこれだけの投資をしているかと言うと、
・60歳で退職するための老後資金を蓄える
70歳が定年退職になっているであろう時代なので、立派なFIRE(セミリタイア)!
・子供2人分の教育費を蓄える
・老後に住む家を買う
という目的があるからです。
具体的な目標金額は、老後資金が夫婦2人で1,000万円です。
あれ、少なくない?と思いますよね。
退職金や厚生年金も含めれば、まにゃ家の場合はそれくらいで足ります。
以下の記事で必要な老後資金のシミュレーションを行っています。
【2021年】老後資金/生活費の目安は?独身/夫婦/共働き/専業主婦 別にシミュレーションして目標貯蓄額を決めよう!
シミュレーション結果では、500万円あれば足りるのですが、退職金が減っているかもしれないため、+500万円をした額を目標値にしました。
続いて、教育費は子供2人で4,500万円必要になる予定です。
どのように計算したかは、以下の記事で詳しく紹介しています。
人生の3大出費の1つ「教育費」はいくらかかる?仕送りや留学費用も考慮。
そのうち、小中高校の教育費は日々の生活費から捻出されるため、資金を準備しておかないといけないのは3,500万円と見込んでいます。
最後に、老後に住む家ですが、2,000万円程度で買える家でいいかなと思っています。
住居計画については以下の記事で詳しく紹介しています。
住居費を1,000万円抑える方法!賃貸と持ち家、総費用いくらかかるか計算した結果。
というわけでまとめると、
・第1子が大学入学(2034年)までに教育費1,750万円
・第2子が大学入学(2036年)までに教育費1,750万円
・子供2人が独立する(2038年)までに住宅資金2,000万円
・夫が60歳(2043年)までに老後資金1,000万円
を作るのが目標です。
iDeCoや積立NISAを併用した投資戦略
堅実に資産形成するために、iDeCoや積立NISAを併用した以下の投資戦略を基本としています。
①投資対象は米国OR全世界株式インデックスファンド
投資対象はまず株式です。
なぜなら、数ある金融資産の中で最もパフォーマンスが良いという結果が出ているからです。
現在は株式100%ですが、定年退職するころにはリスクを下げるため、債権の割合を増やしていく予定です。
株式に投資する場合、銘柄を分散させなければかなりリスクが高まります。
そこで、インデックスファンドに投資することで数百~数千もの銘柄に分散投資し、リスクを低減させます。
そして、なぜ米国あるいは全世界株式かと言うと、日経平均株価とダウ平均株価(米国)を比較すると一目瞭然です。
以下は日経平均株価の長期チャートです。
一方、こちらはダウ平均株価の長期チャートです。
基本的に米国株価は右肩上がりです。
今後もこうなるという保証はないですが、現時点の結果をみると圧倒的に米国株のほうがよいでしょう。
また、日本は人口が減少していきますが、米国は人口が増加していくという予測が出ています。
人口が増えれば経済は拡大していくので、明るい未来が想像できます。
一方、全世界株式については、現在、その構成銘柄がほぼ米国株となっています。
また、世界的に見ると人口は増加していくという予測が出ていることから、全世界株式に投資するのもありだと思います。
今後30年以上先もアメリカが今の地位に君臨すると思うなら米国株式、トップが入れ替わる可能性があると思うなら全世界株式がいいのではないでしょうか。
私ははっきり言ってさっぱりわからないので、米国株式と全世界株式の両方に投資しています。
②長期定額積立投資
インデックスファンドに投資するのであれば、銘柄が幅広く分散されているので一括投資でもいいです。
ただ、金銭的に一括投資できないということと、精神的に一括投資すると不安があるため、自動定額積立投資にしています。
自動というのもポイントです。自分で購入ボタンを毎回押すとなると、その時の相場によって迷いが生じたりします。
また、長期投資がなぜいいかと言うと、短期で投資するとリターンがマイナスになる可能性が高まるが、長期投資することでリターンがプラスになりやすくなるという結果が出ているからです。
詳しくは年金積立金管理運用独立法人(GPIF)の記事をご覧ください。
これらの投資戦略に基づいて積立NISAやiDeCo、ジュニアNISAを併用しています。
FX自動売買や不動産クラウドファンディングはお試しでやっている面が強いです。
米国株に偏っているので分散させたいという意図もあるんだけどね。
ちなみに、仮想通貨は過去の遺物です。
2018年の暴落で生き残った現物がいつのまにか盛り返してきました(笑)
セミリタイア(FIRE)を目指す場合、米国高配当株投資もよく取り上げられています。
しかし、私は働いている間は高配当株に投資する予定はありません。
なぜなら、長期投資する場合、インカムゲイン(継続的に受け取れる収益)よりもキャピタルゲイン(資産を売却することによって得られる売却益)を狙ったほうが、利回りが良いからです。
高配当株は、基本的にすでに成熟している銘柄で構成されているため、成長性が限られています。
ただし、大きな成長が期待できないとしても、損失が膨らむリスクは比較的低いため安心して投資できる先ではあります。
私は、働いている間はよりリスクを取った方がいいし、キャッシュが必要なわけではないと考えるので、高配当株に投資していません。
また、外国株の配当金にかかる外国の税金はNISAなどでの非課税対象外となること、分配金を再投資したらその分非課税枠を使うことになることも理由です。
投資初心者がセミリタイア(FIRE)を目指す場合、大抵このような投資戦略になると思います。
資産運用シミュレーション
それでは、それぞれの運用でどれくらいの資産が築けるのか資産運用シミュレーションしていきます。
想定利回りについては、過去の実績から20年間投資すれば約3%の利回りが得られるという結果が出ているので、3%とします。
夫の積立NISA
夫の積立NISAは月33,333円を積み立てています。
積立NISAは2042年まで積立投資でき、さらに各年投資したものが20年間非課税になります。
夫の積立NISAは2020年から行っているので、投資期間は23年間です。
資産運用シミュレーション方法については以下の記事で詳しく紹介していますが、投資元本は920万円、利益額は約755万円、評価額合計は約1,675万円となります。
積立NISAかiDeCo(個人型確定拠出年金)どっち?徹底比較。併用もおすすめ。
尚、投資金の売却・現金化は2040年(夫57歳)から毎年約72万円となる見込みです。
夫のiDeCo
夫のiDeCoは月23,000円拠出しています。
拠出開始は2020年で、2043年まで拠出予定なので、投資期間は24年です。
新生銀行の積立投資シミュレーションを使いました。
結果、元本約662万円、利益約300万円、60歳(2043年)時点の評価額約966万円となります。
私のiDeCo
私のiDeCoは月12,000円拠出しています。
拠出開始は2020年で、2044年まで拠出予定なので、投資期間は25年です。
結果、元本約360万円、利益約174万円、60歳時点(2044年)の評価額約534万円となります。
息子のジュニアNISA
息子のジュニアNISAは月66,666円積立投資しています。
ジュニアNISAは2023年まで投資できます。2020年から投資しているので、積立投資期間は4年となります。
非課税期間はなんと子供が20歳になるまで!
※2022年4月から成人年齢が18歳になるので、18歳まで
息子が20歳になるのは2038年ですが、大学資金としてジュニアNISAで運用しているので、大学に入学する2034年まで保有を続けることにします。
2020年から2023年までは年間80万円を投資し、それぞれ2034年まで運用を続けたとすると、以下のような資産運用シミュレーションになります。
結果、元本320万円、利益約160万円、2034年時点の評価額約480万円となります。
※2022年4月から成人年齢が18歳になるので、18歳以降の運用益には課税される
娘のジュニアNISA
娘のジュニアNISAも息子と同様に計算します。
投資期間が2036年までになります。
結果、元本320万円、利益約190万円、2036年時点の評価額約510万円となります。
iDeCoや積立NISAの資産額まとめ
iDeCoや積立NISAの運用資産額をまとめると、以下のようになります。
2034年480万円 / 息子教育費目標1,750万円
2036年510万円 / 娘教育費目標1,750万円
2040年から毎年約72万円 、総額約1,675万円 / 老後資金目標1,000万円と一部住宅資金
2043年966万円 / 住宅資金目標2,000万円
2044年534万円 / 住宅資金目標2,000万円
老後資金はなんとかなりそうですが、教育費が大幅に足りず、住宅購入は積立NISAの受取タイミングを考えるとやや先延ばしになりそうです。
(夫のiDeCo受取時に数十万円課税されそうですが、ここでは無視します)
堅実投資で足りない部分をどうするか
堅実な投資戦略だけでは教育資金まで蓄えられないことが判明しました。
そこでメスを入れるべきは、私の一般NISA口座で投資している年120万円や不動産クラウドファンディング200万円、FX自動売買50万円、仮想通貨400万円、ドル建て終身保険814万円です。
ドル建て終身保険は2034年で解約すると約960万円になります。
息子の教育資金はあと310万円足りませんが、現在貯金が約600万円あるので、貯金で賄える金額です。
(別途掛け捨て生命保険が必要ですが)
不動産クラウドファンディングは今のところ5%~30%くらい利益が出ていますが(案件によって異なる)、投資金額をこれ以上増やす気はないので、年10%利益が出たとして20万円×2036年までの16年=320万円。
元本含めて520万円。
娘の教育資金があと700万円くらい足りない・・・。
仮想通貨の評価額が800万円超えになっているとはいえ、税金を差し引くと今売却してもあと300万円足りず。
仮想通貨は少しずつ利確。
あとはFX自動売買ですが、50万円の元本が半年で54万円。利回り年16%。
とはいえ、複利でもないし、かならず16%を維持できるというわけでもないので未知数です。
娘の教育費、残りの300万円を2036年までにどうやって用意するか。
貯金するなら、300万円 ÷(12カ月×14年)= 1.8万円/月
いけそうな、いけなさそうな。
利回り3%で運用したとしても、毎月約1.7万円積立が必要です。
特定口座でやるので税金が引かれる前提の積立金額です。
また、以下のリスクも考慮しないといけません。
・インデックス投資でも元本割れになる可能性がある
・外国株投資、ドル建て終身保険は為替の影響を受ける
・現在の給与収入が減る可能性もある
・子供が成長することで出費が増え、現在の投資金額を維持できない可能性がある
心配しだすときりがありませんが、今のままでは理想的な資産形成ができないという結果に。
正直、これだけ投資していたら、少なくとも60歳でセミリタイア(FIRE)できると思っていました・・・。
積立NISAとiDeCoの併用は必須ですね。
途中で存在を忘れていましたが、私の一般NISAを積立NISAに変えて、堅実な投資をするのがよさそうです。
教育資金のための投資になるので、NISA非課税期間よりも早く売却しないといけないかもしれないのはもったいない気もしますが。
検討します!
以上、こちらの記事がお役に立てば幸いです♪
自分で資産運用シミュレーションしておいてショックを受けてしまいました。。。
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