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リベ大の両学長がおすすめしないドル建て終身保険。プルデンシャル生命で不要か検証。 

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お金の勉強大好き、まにゃです!

返戻率122%の学資保険に加入していましたが、途中解約しました。

 

その結果、学資保険に加入するよりもはるかに速いペースでお金を増やせたよ!

詳しくはこちらの記事へ。

学資保険はいらない?返戻率122%の学資保険と投資信託を比較して途中解約。

 

 

今回は、リベ大の両学長が「貯蓄性の保険、ドル建て終身保険はおすすめしない」とよく言っているので、ドル建て終身保険が本当に不要か検証しました。

 

私はプルデンシャル生命のドル建て終身保険に加入しており、夫婦2人で総額800万円以上払い込みを終えています。

 

保険金受取の税金計算があるので、そこはおなじみの国税庁に相談しました。

最近、とてもお世話になってます(笑)

 

さあ、プルデンシャル生命のドル建て終身保険はリベ大の両学長がおすすめしないとおり、不要なのか!?

 

 

この記事を読むメリット

・ドル建て終身保険を中途解約すべきかわかる

・ドル建て終身保険に加入すべきかわかる

・保険の見直しの手順がわかる

・資産形成するのに貯蓄型保険か投資、どちらがいいのかわかる

・自分に不要な保険がわかり、より効果的な資産形成ができる

 

 

 

 

 

貯蓄型保険をおすすめしない理由

検証する前に、なぜリベ大の両学長が「貯蓄目的の保険(終身保険や学資保険)はおすすめしない」と言っているのか理解しよう!

 

そもそも保険は「めったに起こらない損失をカバーする」ためのもの。

 

例えばがん保険の場合、加入者のうち数パーセントががんにかかり、その人たちの医療費を、保険加入者みんなが払った保険料で補填します。

 

それがもし、「老後のため」などよく起こるもののための保険だった場合、多くの人がみんなの保険料から補填することになってしまう。

 

仕組み上、支払った保険料よりも多くの保険金を取り戻すのは難しいです。

 

とはいえ、貯蓄型の終身保険などが返戻率100%を超えるのは、預かった保険料を保険会社が運用しているからです。

 

もちろん、運用手数料などを取られるので、早く解約してしまうと元本割れしてしまったり、投資の利回りに比べると返戻率が低かったりします。

 

そのため、リベ大の両学長は「ドル建て終身保険など貯蓄性保険はおすすめしない」と言っているんですね。

 

仕組み上、「貯蓄」と「保険」は別物と考えるべき!

 

 

プルデンシャル生命ドル建て終身保険の内容

ますは、私が加入しているドル建て終身保険の内容を見ていきましょう。

プルデンシャル生命保険の米国ドル建て終身保険です。

 

保険料は払い込み済みで、32,964.35ドル、日本円で3,626,078万円、平均すると1ドル110円です。

以下、円換算する際は1ドル110円で計算します。

 

 

保障内容は以下の通り。

 

死亡/高度障害状態時

死亡/高度障害状態時には、一時金として10万ドル(1,100万円)を受け取れます。

 

また、本人が56歳まで、死亡時は家族年金として月々10万円受け取れます。

高度障害状態時は月々15万円です。

(年金はドル建てではない)

 

 

期間限定の年金として受け取る場合

65歳まで保険金を受け取ることがなければ、その時点での解約返戻金を年金として分割して受け取れます。

 

受取期間が5年間や10年間など決まっているものを、「確定年金」と言います。

 

5年確定年金の場合は年額11,449.76ドル(約126万円)、総額57,248.8ドル(約630万円)、返戻率173.7%となります。

 

15年確定年金の場合は年額4,200.35ドル(約46万円)、総額63,005.25ドル(693万円)、返戻率191.1%です

 

受け取れる国民年金+厚生年金の額次第ですが、「15年確定年金」にして自分の代わりにプルデンシャルに年金を運用してもらうというくらいの位置づけがよさそう。

 

 

終身年金の場合

5年や15年といった期間限定ではなく、死ぬまで年金を受け取り続けることもでき、それを「終身年金」と言います。

 

5年の保証期間付き終身年金なら、受取年額2,483.81ドル(約27万円)、総額64,579.06ドル(約710万円)※、返戻率195.9

 

※受取金は90歳で亡くなったと仮定

 

最低5年間で12,419.05ドル(約137万円)受け取れ、その場合は返戻率37.7%になります。

 

15年保証期間付き終身年金なら、受取年額2,446.97ドル(約27万円)、総額63,621.22ドル(約700万円)※、返戻率193.0%。

 

最低15年で36,704.55ドル(404万円)受け取れ、返戻率111.3%になります。

 

 

終身年金の場合は保証期間が長くなっても返戻率があまり変わらないので、「15年保証期間付き終身年金」のほうがよさそう。

 

 

解約返戻金として受け取る場合

解約返戻金として受け取る場合、42歳で返戻金額が33,370ドル(約367万円)となり、払い込み済み額を上回ります。

 

子供の学費が必要になる50歳頃に解約すると、39,870ドル(約440万円)、返戻率120.9となります。

 

私が加入していた学資保険より返戻率が悪いですね。

 

65歳で解約した場合は55,600ドル(約612万円)となり、返戻率は168.7%になります

 

 

解約すべきかシミュレーション

さて、ドル建て終身保険は本当におすすめではないのか検証してみましょう。

 

支払った保険料が戻ってくる42歳で解約した場合

まずは、解約しても支払った保険料分が戻ってくる42歳時点で検討してみましょう。

 

解約返戻金は33,370ドル(約367万円)です。

 

ドルを円へ換算する手数料がプルデンシャルの場合1ドルあたり0.25円かかりますが、1万円程度なので計算を省きます。

 

42歳で解約した場合の税金ですが、ほぼ払い込み保険料と同額を受け取ることになるので課税されません。

 

 

さて、受け取った367万円を65歳まで自分で運用してみたらどうなるでしょうか?

 

初心者でもできる低リスク投資として、米国または全世界株式インデックスファンドに投資した場合、年約3%のリターンが得られるという結果が出ています。

 

367万円を65歳までの23年間、年利3%で運用した場合をシミュレーションすると以下の通りになります。(一括投資します)

 

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将来の運用評価額は約731万円です。

 

運用益364万円に対して20%課税されるので、受取額は658万円になります。

もし、今後税率が上がって30%になった場合は622万円です。

 

 

また、終身保険を解約するので、掛け捨ての生命保険に入るのに必要なお金を差し引く必要があります。

 

約1,100万の死亡保険があるものが簡単生命保険比較では出てこなかったので、ライフネット生命の保険金500万円で総支払保険料397,188円を参考にします。

保険金1,000万円であれば、総支払保険料は約80万円としましょう。

 

それを差し引くと、結果、税率20%なら578万円、税率30%なら542万円の価値が見込めます。

 

 

一方、保険を65歳で解約した場合の受取金は税引き後約604万円になります。

計算過程はこちらの記事で詳しく紹介しています。

外貨建て生命保険(終身保険)の満期受け取り、税金が少ない受け取り方

 

 

プルデンシャル生命に運用を任せて、65歳で一括受け取りできる金額は約612万円。

 

この結果を見ると、42歳で解約して自分で運用するよりも、プルデンシャル生命に運用を任せた方がよさそう。

 

 

ちなみに、年利5%で運用できたとすると、65歳の資産評価額は1,156万円です。

運用益789万円に対して20%課税後は998万円、30%課税後は919万円となります。

 

利回り2%の違いが大きいですね。

インデックス投資はNISAなどでやっているということもあり、手堅く試算したいので、私は3%のままでシミュレーションします。

 

 

 

 

 

今解約した場合

今解約して自分で運用した場合は、解約返戻金は30,540ドル(約336万円)です。

マイナスなので課税されません。

 

この336万円を年利3%で65歳まで運用した場合、以下のようになります。

 

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将来の運用評価額は約755万円、利益419万円に対して20%課税後の受取金額は約671万円、30%課税後は約629万円となります。

 

掛け捨て生命保険料80万円を考慮すると、20%課税後の受取金額は約591万円、30%課税後は約549万円となります。

 

利回り3%としたら、今解約しても微妙

 

 

 

終身保険に加入せず自分で運用していたら?

もしはじめから、終身保険に加入せず自分で運用していたらどうでしょうか。

 

3,670,700円を5年にわたって積立投資し、65歳まで29年間保有するということになります。

 

3,670,700円÷5年÷12カ月=月額約6万円。

 

月額6万円を利回り3%で5年間積み立てた場合、以下のようになります。

 

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5年経過時点で評価額は388万円になります。

 

これを65歳までの29年間、利回り3%で保有し続けるとすると以下のようになります。

 

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65歳時点で評価額925万円。

運用益558万円に対して税率20%であれば813万円、30%であれば758万円を受け取れることになります。

 

掛け捨ての生命保険料80万円を差し引くと、税率20%であれば733万円、30%であれば678万円を受け取れることになります。

 

終身保険を65歳で解約した場合は正味の受取金額は約604万円。

 

利回り3%でも、最初から自分で運用したほうが受取額は多くなる。

 

 

 

保険と投資の違い

保険と投資の基本的な違いも、シミュレーション結果に加味しておかないといけません。

 

為替リスクは、ドル建て終身保険も米国・全世界株式インデックス投資も同様にあります。

 

終身保険にするか投資(+掛捨て保険)にするかの大きな違いは、米国・全世界株式インデックス投資をするのであれば、元本割れする可能性があること。

でも、逆にもっと大きく利益を出せる可能性があります

 

また、終身保険であれば、保険としての機能も備わっています。

とはいえ、保障額は掛け捨て保険と比べると少なくなります。

 

老後資金をプルデンシャル生命のドル建て終身保険で準備するのか、自分でインデックス投資をして準備するのかは、自分の性格や他の資産とのバランスを見て決めることになります。

 

 

 

 

 

シミュレーション結果

シミュレーションした結果、以下の通りとなりました。

 

投資の利回りを3%とした場合、

 

・元本が戻ってくる年齢で解約しても、今解約しても、これから自分で運用するとした場合、微妙。

 

・最初から自分で運用していれば、終身保険でもらえる保険金よりも多くなっていた可能性が高い。

 

 

私の場合、以下の理由により、プルデンシャル生命のドル建て終身保険を解約しないことにしました。

 

・すでに払い込み済みであり、今から解約して自分で運用しても最終的な受取額はあまり変わらない可能性がある。

 

・つみたてNISAやiDeCo、ジュニアNISAでインデックス全力投資をしているので、リスクを分散する必要がある。

 

・将来的に、投資に対する課税額が30%など高くなった時に、大きく利益を失うことになる。

 

プルデンシャル生命終身保険は返戻率が結構いい気がする。
他の終身保険、知らんけど。

 

諸条件(扶養家族、契約条件、払い込み条件など)が私の場合の結論です。

 

特に、払い込みに関して私は5年にしていますが、20年払い込みといった人のほうが多いかと思います。

そうなると、自分で運用したときの成果はもっと低くなります。

 

ぜひ、ご自身の場合もこんな感じでシミュレーションしてみましょう!

 

リベ大の両学長が、「ドル建て終身保険は解約すべき!」と言ったからといって、うのみにせず、自分の場合をシミュレーションするのは大事。

 

 

続いては、終身保険をどのように受け取るのがいいのか検討したいのですが、長くなるので今回はここまで。

 

次回は、保険受取時の税金について詳しく計算します。

外貨建て生命保険(終身保険)の満期受け取り、税金が少ない受け取り方

 

生命保険の保険金、受取時の税金は契約内容によって違う

 

こちらの記事が役に立てば嬉しいです!

 

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