恋人は心と体の2本の絆しかありませんが、夫婦は心と体とお金の3本の絆でがっちり繋がっている。
つまり恋人と夫婦との決定的な違いはお金です。
めでたく夫婦となったとしても、お金を上手にコントロールしないと結婚生活はうまくいきません。
夫婦げんかや離婚の原因も、元を辿ればほとんどがお金がらみです。夫婦生活お金の相性で決まるのです。
と書かれた「夫婦1年目のお金の教科書」という本があります。
既婚者も、これから結婚したいという人も、ぜひ読んでみてください♪
- 結婚前の資産は共有する?
- 財布を一緒にするべきか別にするべきか
- 夫と妻、どっちが財布を握るのがいい?
- お金を貯めるために家計簿をつけるべきか
- 外食費はどこから支払うもの?
- 食費はいくらが適正?
- 第2章以降、気になったポイント
結婚前の資産は共有する?
結婚前からの資産は共有ではなく、原則としてそれぞれの所有。
では、共有されないのなら相手に話す必要もないのでしょうか?
貯金がいくら、借金がいくら、投資用不動産ひとつ、のようにざっくり見える化できるレベルの情報を共有するのが正解。
なぜ情報を共有するかと言うと、人生では何が起こるかわからないから。
何かが起きた場合、お互いの資産状況を知らないと大変なことに。
借金についても必ず情報共有しましょう!信頼関係に関わります。
財布を一緒にするべきか別にするべきか
財布(家計)は原則として一緒にするのがおすすめ。
ただし、丸裸にはしない。
結婚することで、家賃や通信費、食費をどっちの口座から引き落とすか問題が発生する。
この厄介な問題に対する最もシンプルな解決方法が、夫婦の財布を1つにまとめること。
夫婦どちらかの給料振り込み口座を、生活費口座扱いにすれば十分。
ところで、ポケットが1つになった瞬間に、新たな問題が生まれる。
1.不自由問題
友達との付き合いや大好きな趣味嗜好品に使うお金が自由にならなくなる。
2.不公平問題
夫婦間の収入格差が大きい場合に、収入が多いは不公平に感じる。
3.不安問題
ずっと夫婦仲が良ければいいが、夫婦仲が悪くなって別居したり、最悪離婚したりする時の事を考えると、自分の自由になるお金がないのは不安に感じる。
日本でも3組に1組は離婚するので、決して他人事ではない。
ポケット1つの方が家計をやりくりしやすいと気づいていても、なかなか踏み切れないのは、この3つの悩みをクリアにすることができないから。
でもご安心ください。
ポケットは1つでも、これから紹介していく内容で全ての問題が解決されます。
うちはシンプルに、夫婦の財布を1つにまとめています。
1~3の問題を感じたことはないけど、続きを見ていきましょう!
夫と妻、どっちが財布を握るのがいい?
お金の流れさえ見えれば、どちらかが財布を握らなくても大丈夫。
家族会議に財布を握らせて、ざっくり見える化する方法がおすすめ。
家族会議とは、夫婦や家族によるざっくりとした話し合いの場。
大きな支出については、家族会議でざっくりと決めて行きます。
見える化すると、夫婦のどちらから見ても客観的な家計の状況が一目でわかるようになる。
状況さえわかれば、我が家の家計がどうすれば良くなるか?に対する答えは自ずと見えてくる。
お金を貯めるために家計簿をつけるべきか
家計簿をつける目的は1つだけ。
目に見えないお金の流れを見える化するため。
お金の出入りを見える化する方法は大きく分けて2つ。
1. 使う前のお金を見える化する方法
使う前のお金を見える化する代表例が、袋分け家計術。
1ヶ月間で使える金額をあらかじめ決めておき、使い道ごとにお金を封筒やパスポートケース、クリアファイルなどに入れて、お金の減り具合を確認しながら毎月の家計をやりくりする。
現金派の家庭にお勧め。
2. 使った金額を見える化する方法
1つ目は、使った金額だけを見える化するレシート貼るだけ家計簿。
専用のノートには目盛りが付いていて、レシート上の金額と目盛りの金額を合わせて貼り付け。
例えば1万円のレシートは5千円のレシートの2倍の長さのメモリを使うので、貼るだけで視覚的に支出額を把握できる。
現金派でもキャッシュレス派でもレシートさえあればできるので、見える化するという意味ではオールマイティ。
2つ目は、家計簿アプリ。
クレジットカードや電子マネーの番号などを最初に登録するだけで、アプリがデータを自動的に読み込んでくれるものもあるので手間はかからない。
ほったらかしでも家計簿が出来上がるので、お金の出入りが自動的に見える化される。
外食費はどこから支払うもの?
食べるものだから生活費?贅沢な出費なのでお小遣い?
家族が楽しむ出費なら生活費から出す。
費目は使い道別でわけると20個以上に。
そこでオススメしたいのは、なぜ使うのかという目的別でざっくり分けること。
それなら出費は、以下の4つしかありません。
・生活費
健康的に生きるための費用
・遊び費用
家族みんなが楽しんだり成長したりしてみんなが幸せを感じるための費用
・お小遣い
自分一人が楽しんだり成長したりして自分自身が幸せを感じるための費用
・特別費
たまに発生する出費・三大出費に備えるための費用
食費はいくらが適正?
まずは夫婦2人で4万円から。子供がいる場合は子供の人数かける1万円。
食費については収入の何パーセントという割合で決めるより、夫婦の場合は4万円、子供含めて3人の場合は5万円というように、家族の人数に合わせて考えた方がいい。
以上、第1章で気になったポイントを取り上げました!
第2章以降は気になったポイントの概要のみ記載します。
第2章以降、気になったポイント
◆持ち家か賃貸どちらが良いか
◆築何年までの家に住むのがいいのか?
◆将来、年金はいくらもらえるのか知っている?
◆老後資金2000万円と言うが、実際はいくら必要?
◆確定拠出年金に加入した方がいい?
◆確定拠出年金に加入するならネット証券?街中の銀行?
◆医療保険には入った方がいいのか?
◆生命保険と共済保険はどっちが得なの?
◆貯蓄型保険に入ればお金は増えるのか?
◆年金を繰り下げ受給がお得って本当か?
◆高齢者でも賃貸物件を借りられるか?
◆老後は子供に頼った方がいいか?
気になるポイントたくさんです♪
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