Kindle電子書籍 固定レイアウトへの変換代行・出版全般をサポート
最近、リフロー型ではなく、固定レイアウトでKindle出版をしている人が増えていると思いませんか?
固定レイアウトにしたくて、やり方を探し回ったかたも多いのでは?
私はそうでした!
実は、固定レイアウトでのリンクの貼り方は、ネットで探しても情報がほとんどないんですよ。
そして、見つけたのは1万円の情報商材・・・。
高いので、なんとか自分でやり方を編み出しました(笑)
この記事では、固定レイアウトのメリットやデメリット、やり方を紹介します。
画像付きでリンクの貼り方まで詳しく知りたいかたは、以下のBrainを読んでみてください。
Kindle出版印税を2倍以上にする「固定レイアウト」の新手法!(電子書籍出版) | まにゃ(Kindle×ブログ×ピンタレスト) | Brain
・Kindle出版の印税を増やしたい
・固定レイアウトのやり方を知りたいけど情報が見つからない
・EPUBで固定レイアウトを作っているけど、スライド転記めんどいし、データも重いし、リンクも違和感がある
固定レイアウトとは
そもそも、Kindle出版の「固定レイアウトって何?」って人もいますよね。
固定レイアウトで原稿を作成すれば、印刷した紙面と同じように表示されます。
つまり、あなたが書いた原稿そのままの見た目で読者に読んでもらえます。
ページサイズや文字の大きさも固定されます。
例えば、雑誌や絵本は基本的に固定レイアウトになっています。
一方、固定レイアウトではないものを「リフロー型」と呼びます。
文字主体の電子書籍は、リフロー型が主流です。
リフロー型は、サイズが決まっていない画面に表示することを想定した形式です。
なので、表示する画面サイズに応じて適したフォントの大きさで表示されます。
読者が任意のフォントサイズを指定することもできます。
リフロー型が主流なのに、個人でKindle出版している人たちが、続々と固定レイアウトを採用しています。
それはなぜだと思いますか?
固定レイアウトのメリット
①読者が読みやすくなる
リフロー型は、表示する画面サイズによってフォントサイズが変わるため、1ページ当たりの文字数が固定されません。
そのため、図表を入れると、表示する画面によってはきれいに見えたり、説明文だけ次のページに入ってしまったりします。
レイアウトが可変だからこそ、崩れることが多いし、それを予測して原稿を作るのが不可能です。
例えば、リフロー型で作った書籍は、このように見えることがあります。
できれば、『「おかねをつかう!」っていう絵本もあって・・・・』のすぐ下に、その絵本の画像が来てほしい!
その点、固定レイアウトであれば、著者が最適なレイアウトを設定すれば、それをそのまますべての人に読んでもらうことができます。
例えば、先ほどのページはこんな感じに。
ちゃんと説明文と画像が同じページに収まるように自分でレイアウトできます。
そして、誰がどんな端末で読んでも、同じレイアウトで読んでもらえます。
画像や図表だけでなく、箇条書きなんかもきれいに表示できていいです。
また、装飾のための図表を入れてもきれいに表示できます。
こういうやつ。
これをドキュメント文書で図として挿入してリフロー型にすると、読む端末によってはきれいに表示されないことがあります。
基本的に、リフロー型にする場合は、「スタイル」で設定できる大見出しや中見出しで色を付けたりして装飾するしかありません。
他にも、こういう囲み枠。
実はこれ、リフロー型にするとうまく表示されません。
電子書籍データに変換すると、枠が文字の上に表示されません。
枠は、文字がないところに移動してしまいます。
こういう装飾はあったほうが読みやすいですよね。
固定レイアウトであれば、これも問題なく簡単に挿入できます。
②印税が増える
これを理由に固定レイアウトを採用している人は多いです(笑)
読みやすさ優先で、フォントサイズや改行、装飾を工夫すると、リフロー型に比べてページ数が増えます。
そうなると、読まれたページ数に応じて入る印税が増えます。
①で例として挙げた内容は、リフロー型だと2ページでしたが、固定レイアウトだと4ページになっていましたね。
そんな感じで、ドキュメント文書で100ページくらいの原稿が、固定レイアウトにすると200ページくらいになったりします。
(Kindle本の1ページ=ドキュメント文書での1ページというわけでは無いようです)
とはいえ、ほとんどのページが1ページに4~5行くらいしか書いていない著者もいて、それは批判されていますね。
「中身すかすかじゃないか!」と思われるレイアウトにしないようにしましょう。
あくまで、読者の読みやすさ優先です。
以上、固定レイアウトのメリットでした。
固定レイアウトのデメリット
固定レイアウトはメリットばかりではありません。
次のようなデメリットもあります。
①データが重くなる
固定レイアウトは、リフロー型に比べるとデータ容量がかなり重くなります。
リフロー型の場合、1~2MBが普通ですが、固定レイアウトは10MBを超えるものがほとんどです。
そうなると、読者が本をダウンロードするのに時間がかかります。
それがストレスになったり、ダウンロードをやめてしまったりすることがあります。
また、スマートフォンのメモリを食うので、ダウンロードを嫌煙されたりします。
例えば、約250ページの書籍で、本書の方法で固定レイアウトにしたものと、他のやり方で固定レイアウトにしたものを比較してみました。
すると、他のやり方で固定レイアウトにした場合は、32MBでした。
私のやり方なら、13MBで済みました。
データの変換に使用するソフトによって違いがあるかもしれませんが、他のかたが出版されているデータを見ても、同じページ数で30MB~50MBでした。
書籍に使用している各画像の容量も影響してくるとは思います。
それでも、約3分の1の容量で済むのは、やはりデータ変換の仕方が違うからでしょう。
②検索機能などが使えない
原稿を画像データ化するので、文字検索ができなくなります。
また、自分で重要な部分に線を引く「ハイライト機能」も使えなくなります。
この点は読者にとって不便になりますね。
私自身は読書の際にこれらの機能を使ったことが無いので、不便さは感じないのですが・・・。
ブックマーク機能は使えます。
③人によっては読みづらい
フォントや画像のサイズが固定されているので、人によっては読みづらいと感じるかもしれません。
拡大はできますが、拡大して読むにはスクロールをしないといけません。
リフロー型なら、拡大した場合、自動で最適な改行を入れてくれるので、スクロールの必要がありません。
普段から読書している人は、リフロー型で文字がたくさん並んでいるような本でも読みやすいと思います。
でも、固定レイアウトのほうがブログ感覚でサクッと読めて、多くの人に親しみやすいのではないかと思っています。
どんどん読み進められるので、達成感もありますしね。
とはいえ、これは個人によって感じ方が違うので、固定レイアウトかリフロー型、どっちがいいかは賛否両論あります。
メリット・デメリットまとめ
固定レイアウトのメリット
・読者が読みやすくなる
・印税が増える
固定レイアウトのデメリット
・データが重くなる
・検索機能などが使えない
・人によっては読みづらい
ページ稼ぎのために文字をすかすかにするのは厳禁!!
固定レイアウトの作り方
それでは、固定レイアウトの作り方を簡単に紹介します。
①ドキュメント文書で書く
WordがあるかたはWordで。
無い方は、無料のGoogleドキュメントで作成できます。
普通に、文書を書いていきましょう。
例えば、こんな感じ。
※以下、Wordでの操作説明になります。
②フォントを選ぶ
ここで設定しているフォントが、そのままKindle本のフォントになるので、しっかり選んでおこう。
ちなみに私は、
「UD デジタル 教科書体 N-B」「HGS創英角ゴシック」
を使っています。
フォントサイズも固定になるので、スマートフォンで見たときにちょうどいいサイズを選ぼう。
なぜスマートフォンかというと、電子書籍を読んでいる人は、スマートフォンが8割だから。
Kindle端末など、読書専用端末を買ってまで読む人はまだそんなに多くないんですね。
が、外出先でのスキマ時間に読むなら、断然スマートフォン。
今後もこの状況は大きく変わらないかと思います。
③レイアウトを変更する
そのまま画像化すると、スマートフォンで見たときに非常に文字が小さくなってしまいます。
そこで、次のような設定をします。
Word上部メニューの
「レイアウト」
→「サイズ」
→「その他の用紙サイズ」で、
原稿サイズをスマートフォンで見やすい大きさにする。
私は以下の通り設定しました。
縦16:横9の比率になっていれば、もう少し大きくても良いと思います。
お好みで。
続いて、左にあるタブ「余白」をクリック。
こちらも自分の感覚で決めていいですが、私は上記の通り余白を設定しました。
④行間を調整する
フォントによって行間が異なります。
読みやすい行間を設定しましょう。
まず、「Ctrl+Alt」を押して、文書全体を選択します。
次に、以下の画像のとおり、メニューバーの「ホーム」タブから「段落」スペースの右下にある小さな四角い部分をクリック。
別ウィンドウが開きます。
フォントによって行間の設定は変わりますが、私の場合は行間を「固定値」、間隔を「19pt」にしています。
その場合、画像を貼ったらうまく見えなくなります。
画像だけをクリックして、行間を「倍数」、間隔を「3pt」にしています。
1つ1つそれをやるのは面倒ですよね。
そこで、1つの画像の行間を設定した後に、他の画像をクリックして「Ctrl+Y」を押せば、同じ行間が適用されます。
⑤改行を入れる
変更したレイアウトで読みやすいように、改行を入れていきます。
スマートフォンサイズに表示して編集するのがおすすめ。
表示サイズを小さくしておけば、スマートフォンで見たときにここが大きすぎるな、小さすぎるな、というのがわかります。
※Googleドキュメントで編集する場合は注意。
スマートフォンサイズに用紙サイズを設定できません。
そのため、Googleスライドに転記してレイアウトを整える必要があります。
また、Canvaで原稿を作成して画像化することでも固定レイアウトを作れますが、やはり、ドキュメント文書を作成→Canvaへ転記というステップを踏むことに。
なぜなら、Canvaで文章を追加や削除しても、自動で最適な改ページをしてくれないから。
自分で1ページ1ページ、編集しなおす必要があります。
無料でも、それをしなくていいやり方を知りたい方は以下のBrainの記事を読んでみてください。
Kindle出版印税を2倍以上にする「固定レイアウト」の新手法!(電子書籍出版) | まにゃ(Kindle×ブログ×ピンタレスト) | Brain
⑥文書をPDF化する
Wordの「ファイル」
→「エクスポート」
→「PDFファイルの作成」
で、PDFファイルが作れます。
【注意】
このPDFファイルのファイル名は英数字にしておく。
日本語にすると、データ変換の際に文字化けする。
⑦PDFをpngへ変換する
ネットで「PDF png 変換」で調べると、無料のWEBサービスが出てきます。
ネット上で変換可能。
私は
というサイトを利用しています。
⑧EPUB化する
ロマンサーという無料でも使えるサービスで、PNGデータをEPUB化(固定レイアウトデータ)します。
ロマンサーの使い方は検索すればたくさん出でくるので、すぐわかります。
⑨EPUBデータをアップロードする
EPUBデータができたら、リフロー型のKindle出版と同様に出版していきます。
リフロー型の場合、「.docファイル」をアップロードしますが、固定レイアウトの場合は「EPUB」です。
EPUB化の問題点
さて、固定レイアウトの作り方を簡単に紹介しました。
しかし、これだけでは
・目次の作成
・外部リンクの貼り付け
ができません。
しかも、EPUB化は原稿データ容量が大きくなり、読者からダウンロードを嫌がられます。
そこで、Brainにて以下のような固定レイアウトの作り方の教材を発売しています。
・100%誰でも再現できる
・完全無料でできる(Wordも不要)
・利用制限なし
・スライドやCanvaへの転記不要
・データ容量がEPUBよりも軽い
・リンクを本文中に貼れる
・各ページへの見出し付けが自動
・文章の追加、削除といった編集が楽
リンクはこんな感じ。
こんなにメリットがある固定レイアウトの作り方を、画像付きで誰でもわかるように解説しています。
気になる方は、以下のBrainの詳細をチェック!
以上、この記事があなたのお役に立てば嬉しいです♪
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