投資歴約15年のまにゃです🐈
金融教育家として、Twitterや電子書籍でお金の情報発信をしています。
ここ最近、今まで投資に興味がなかった友達から、「つみたてNISA」や「iDeCo」について教えてほしいと言われるようになりました。
将来のために投資を始めようという人が確実に増えていますね!
ただ、「つみたてNISA」や「iDeCo」について知る前に、「投資を始める前にすべきこと」を知ってほしいと思いました。
あなたは、何をしたらいいかぱっと思い浮かびますか?
思い浮かばないというかたは、ぜひこの記事を読んでみてください。
・投資を始める前にすべきことがわかる
・投資でうまくいきやすくなる
・リスクを理解して、投資を始められる
①家計の状況を把握する
まずやるべきことは、「家計の状況の把握」です。
家計を把握するために家計簿をきっちりつける必要はなく、ざっくりとした1か月の生活費が把握できれば十分。
簡単な方法は、ある月に銀行口座に給料が入ってから、ちょうど1ヶ月後にそれがいくら残っているかを見る方法。
残高が増えていっているなら、その増えた分を投資に回せますが、減っているようであれば投資は始めない方がいいです。
家計の把握に私が最もおすすめするのは無料の家計簿アプリです。
家計簿アプリの始め方については、以下のブログ記事をご覧ください。
家計簿の始め方から活用方法まで。初心者でもおすすめは、無料家計簿アプリ
②生活防衛資金を貯める
家計を把握したら、次に、生活防衛資金を貯めましょう。
目安は生活費1年分。
失業したり、ケガや病気になったり、災害にあったりしたときに備えます。
そうした生活防衛資金を貯めながら少額で投資を始めてもいいです。
その場合は、リスクを取りすぎないよう要注意。
資金を貯めるには、まずは固定費から削りましょう。
このあたりについては、以下の書籍を読んでみてください。
③自分のリスク許容度を知る
生活防衛資金が貯まったら、次は自分のリスク許容度の把握です。
リスク許容度とは、許容できるリスクの範囲のことで、資産運用で発生する損失を1年間でどの程度受け入れられるかの度合いです。
リスク許容度は個人で全く違うので自分で考えて把握するしかない。
ここでは、考え方の例を挙げます。
1.年間の貯蓄可能金額の範囲内
例えば年間100万円貯蓄できる家計であれば、最悪の事態として年間100万円までの損失であれば1年でリカバリーできるので、よしとする。
私はこの考え方でリスク許容度を判断しています。
年収が上がれば投資額もあがっていきます。
ただし、定年退職の10年くらい前からは、リスク許容度を従来より低く見積もります。
2.価格が下落しても平静でいられるかどうか
これは意外と重要。
5%や10%の価格下落で精神的な負担を感じているようでは、リスクの取りすぎが考えられます。
価格が50%下落しても全然平気と思える金額を投資しましょう。
④リスクとリターンの関係を知る
次に、リスクとリターンの関係を知っておきましょう。
投資信託は預貯金と違い、リスクを伴います。
「リターン」とは、お金を運用することで得られる成果のことで、利益が得られることもあれば、損失が出ることもあります。
このようなリターンの不確実性(振れ幅)を「リスク」と言います。
リスクが低い金融商品は、リターンも低くなります。
高いリターンを望む場合は、高いリスクを伴うことになります。
自分のリスク許容度に合った金融商品を選びましょう。
老後資金は堅実に増やしていきたいところなので、リターンが低くてもリスクが低い金融商品がおすすめです。
⑤分散投資の効果を知る
投資には、「1つのカゴに卵を盛るな」という格言があります。
資金を1つの資産に集中しないで、複数の種類に分散して投資すれば、リスクが分散され、リターンの安定度が増す効果があります。
例えば、A社の株だけに投資していてA社が倒産したら、資産を一気に失います。
もし、A社・B社・C社の株に均等に投資していれば、A社の倒産による影響は3分の1で済みます。
複数の投資先すべての会社が倒産するということはなかなか起きないので、結果としてリスクを下げることができます。
ただし、複数の株式であっても同業種の場合など、値動きが似通った投資先の場合、あまりリスク分散にはなりません。
例えば、コロナショックで旅行業界が大打撃を受けましたが、そのときに旅行会社の株を分散して3社ぶん保有していたとしても、軒並み価格が下落したので分散によるリスク分散効果は無いようなもの。
株式の中でも値動きが異なる複数の業界に投資する、株式と債券に投資するなどして効果的な分散投資をしましょう。
また、投資先の地域を限定せず、国際的な分散投資をすることも効果的です。
小資金だからそんなに分散投資できないのでは?
そう思う方もいるかもしれません。
でも大丈夫!
つみたてNISAで購入できるのは、基本的には投資信託です。
一部ETFがありますが、微妙な商品しかないので見なくてもいいです。
一方、iDeCoで購入できるのは、元本保証商品(定期預金や保険)と投資信託があります。
元本保証は魅力的ですが、その分利回りが低く手数料負けしやすい。
効率的に資産を増やすという観点から、「投資信託」をおすすめします。
つみたてNISAとiDeCo、どちらを利用するにしても、選ぶべき投資商品は同じです。
両者で取り扱い商品に違いはありますが、どちらでも取り扱いがある王道の投資商品があります。
さて、じゃあその王道の投資商品とは何でしょう?
それについては、次の記事でご紹介するので、お楽しみに!
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