iDeCoは最初に投資先を選んでしまえばあとは放置でOK!って思ってませんか?
私は「バランス型ファンドに投資してあとは放置だ!」と思って1年以上放置してしまってた。
でも、よくよく考えてみると、投資信託は例えば年に1回など定期的に資産配分を見直してリバランスしたほうがいいもの。
しかも、iDeCoは資金を引き出せないけど、スイッチングを利用して利益確定することだってできる!
そんなことも知らなかったので、iDeCoについて徹底的に調べて、どうすればより効果的にiDeCoを運用できるのか整理しました。
・iDeCoの効果的な運用方法がわかる
・定期的な資産配分割合の変更ができるようになる
・暴落に備えられる
・スイッチングやリバランスについてわかる
iDeCo(個人型確定拠出年金)についての基本情報はこちらの記事で解説しています。
iDeCo(イデコ)で運用益が出ていても損をする!?運用コスト・節税効果・受取時の課税まで徹底解説。
資産配分割合の変更はほぼ必須
iDeCoは最初に、どの運用商品をどの程度購入するか割合を決めてから始めます。
しかし、時間が経過するにつれて、保有資産の構成割合は変化することがほとんどです。
例えば、株式と債券に投資していると、株価が好調な時は株式のほうが評価額が多くなっていくので、保有割合が高まります。
そうなると、株式は債権よりもリスクが高いので、放置しているといつのまにか予想以上のリスクを負うことになります。
そこで、値上がりした株式を売り、保有割合が低下した債権を買い増して資産構成割合を元と同じ比率に修正することを「リバランス」と言います。
また、年齢や環境の変化によってリスク許容度が変わり、それに合わせて運用商品を見直す必要が出てくる場合もあります。
例えば、バランス型ファンド(国内外の債券・株式・不動産に投資)1本を購入すれば、自動的に資産配分をあらかじめ決められた割合に調整してくれます。
しかし、バランス型ファンドはリスク許容度が高い時には利回りが物足りない、信託報酬という運用コストが割高というデメリットがあります。
結果、私は1年弱運用してみてバランス型ファンドから米国株式インデックスファンドに乗り換えることにしました。
リスク許容度は人によって異なります。
収入が多い・子供がいないなどの理由で、お金を失ってもすぐに取り返しやすいほどリスク許容度は高くなります。
資産配分の変更には2つの手段がある
iDeCoの資産配分の変更手続きには、「配分変更」と「スイッチング」の2つの手段があります。
配分変更
配分変更とは、毎月の掛金で購入する運用商品の配分割合を変更することです。
私はSBI証券でiDeCoをしていますが、ネット上で配分変更のボタンを押して、各商品を何%の割合で投資するのか数字を入れるだけで完了です。
配分変更に手数料はかかりません。
しかし、配分変更を行ってもこれまで積み立ててきた資産の割合は変更されません。
すでに積み立てた分の資産配分も変更したい場合は、次に説明する「スイッチング」も同時に行う必要があります。
スイッチング
スイッチングとは、これまでに積み立ててきた運用商品を評価額で売却し、別の運用商品を購入することです。
一部売却し他の運用商品に入れ替えることもできます。
売却した金額分、別の商品を購入するので全体の資産残高は変わりません。
暴落に備えてスイッチングもあり
iDeCoは運用商品を売却してお金を受け取れるのは60歳を過ぎてからです。
では、それまで運用商品を売却することはできないのでしょうか?
もうすぐ暴落が来そうだから、損失が出る前に現金化したいと考えることもあるかもしれません。
そういう時に、利益が出ている投資信託を売却して、元本確保型商品(定期預金など)を購入することで利益が確保できます。
ただし、運用商品を売却する際には、その商品に設定されている売却時にかかる手数料がかかります。
投資信託であれば「解約手数料」と「信託財産留保額」が売却時にかかる手数料です。
例えば、私は「ひふみ年金」と「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を売却しましたが、売却時手数料は以下の通りでした。
「ひふみ年金」
解約手数料 無し
信託財産留保額 無し
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」
解約手数料 無し
信託財産留保額 基準価額の0.1%
→約800円でした
このように、売却時にお金がかかるので、頻繁にスイッチングを行うことはおすすめしません。
年に1回リバランスをするときにスイッチングを行うくらいでいいと思います。
もし暴落が来なかったら、投資信託を売却して定期預金にしてしまった分の利益を失います。
そのため、基本的には利益確保のためのスイッチングはしなくてもいいと思いますが、やったほうが精神的に安定する等の場合、「利益分だけを売却する」「半分だけ売却する」など、一部売却するのがおすすめです。
くれぐれも、投資信託が暴落した後に売却して定期預金に乗り換えるということはしないでね!
リバランスとか、資産配分とか、リスク許容度なんてわからない!という人は、国内外株式と債券に投資するバランス型ファンドを購入してもいいと思います。
ただし、株式と債券それぞれにどれくらいの割合投資するのが最適かについては、各人のリスク許容度に左右されるので自分で考える必要があります。
私のiDeCo投資先
私は現在、以下の通りiDeCoを運用しています。
・私のiDeCo月額12,000円
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・夫のiDeCo月額23,000円
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
ニッセイ外国株式インデックスファンド
夫の投資信託はどちらも日本を除く先進国に投資するもので大差ありませんが、実際のところどうなんだろうと実験的に50:50の割合で投資しています。
なぜこれらの銘柄にしたかというと、iDeCoの他にも
・ジュニアNISA2人分 160万円/年
・積立NISA 40万円/年
・一般NISA 120万円/年
で全世界株式や米国株式にも投資を行っている&現金余力もあるので、リスク許容度から考えてiDeCoは米国を含む先進国株式に全力投資でいいと考えたからです。
日本は株価が高値圏であり、米国のようにそれでも右肩上がりに成長し続けるかというとそうは思えない状況であるため、あえて外しています。
日本も頑張ってほしい!
以上、この記事がお役に立てば嬉しいです♪
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