子供を産んだら仕事どうしようかなぁ。
お金の心配があるから働いてほしいな。
家事と育児の両立大変だよ~!辞めてもいいんじゃない?
そんなときは「お金・仕事・家事の不安がなくなる共働き夫婦最強の教科書」という本を読んでみよう♪
3000以上の家計を診断した人気FPの著者が、お金のことだけでなくどうやって仕事や家事、子育てを両立したらいいかを教えてくれています。
・将来、子供が欲しいけどお金の問題などが心配
・出産を機に退職しようと思っている
・どうやって家計管理したらいいかわからない
・家事と育児、仕事に追われている
本の内容を一部紹介するよ!
親世代と同じ生活は出来ない
出産を機に仕事をやめようと思っている人はちょっと待って!
ますはこの本に書かれた「親世代と同じ生活はできない理由」を知ろう。
①男性の賃金が減少している
厚生労働省賃金構造基本統計調査によると、20年前から男性の年収は27万円減少している。一方、女性の年収は16万円増加。
男は仕事、女は家庭という性別分業では長い人生を乗り切ることが難しくなっています。
出産などで妻が退職するのはリスク大。
しかも、女性の賃金上昇額よりも男性の賃金下落額のほうが大きい!
②可処分所得が減っている
1976年の可処分所得(手取り収入)は総年収の82%あったけれど、2018年は約69%にまで落ちています。
これは少子高齢社会になったことの影響で、公的年金保険料や健康保険介護保険料の負担が大きくなっているから。
賃金は横ばいでも可処分所得も減るとなれば、1人の収入で何とかやりくりしようと思うと大変です。
③退職金もあてにならない
賃金だけでなく退職金も右肩下がりです。
平均退職給付額の推移を見ると2003年の約2,600万円だったものが、2018年には約2,000万円になっており、600万円も減少しています。
④住宅購入費用が高騰
東京都の新築マンションは1970年代の5倍の価格になっています。
親世代が住宅を購入する時は、サラリーマンの賃金が上がり続けたことから住宅ローンの返済が家計を圧迫することがありませんでした。
逆に、繰り上げ返済をすることによって、現役時代のうちに完済することも珍しくありませんでした。
そうは言っても返済ができない人もいましたが、買った時より高く売れることがほとんどで、ローンを返済してもお釣りがくるといった状況でした。
そのような時代を生きた人は「家賃を払うのはもったいない。返せなければ売ればいい」と言いますが、今は時代が全く違うという事を知らなくてはなりません。
現在は住宅価格が高くなっているにも関わらず手取りの収入は減っています。
そのため、無理をして住宅を買おうと思えば、固定金利よりも金利水準の低い変動金利で長期のローンを組まざるを得ないケースも多いはず。
今は金利が抑えられていますが、将来金利が上がり始めた時に住宅ローン返済の負担が重くなるリスクを抱えています。
金利上昇のリスクだけではなく、不測の事態により収入が減少もしくは途絶えるリスクもあります。
⑤定期預金ではお金が増えない
親世代は定期預金10年で、預金が2倍に増えていました。預金だけで資産形成が十分だったのです。
しかし現在は、預金金利は0.001%といった超低金利のため、預金だけでは資産形成ができません。
共働きがデフォルトの時代に
子供が小さい時は育児に専念し、成長したら仕事に復帰はもう時代遅れ。
職場から遠ざかった女性が就ける仕事は、自立できないほどの低賃金な仕事とならざるを得ません。
共働きと言っても、「扶養の範囲で働く」ではジリ貧になります。
扶養の範囲とは、130万円の壁と言われる社会保険上の扶養のこと。
妻の年収が130万円未満であれば、夫の会社の健康保険や厚生年金の被扶養者になるので、自ら社会保険料負担する必要がありません。
しかし、2024年10月からは従業員51人以上の企業を対象に年収106万円以上で社会保険に加入することになります。
このような動きがどんどん進んで、いつかは130万円の壁が消滅するかもしれません。
以上がこの本の序章です。
基本的に、男女ともにフルタイムで共働きが推奨されています。
第1章以降の内容
第1章では「家計管理」
第2章では「家事」
第3章では「育児」
第4章では「職場」
第5章では「人間関係」
第6章では「育児で大変な時期の乗り越え方」
についてどうすればうまくやれるのかが書かれています。
例えば、「家計管理」の内容はこんな感じ。
・ライフプラン表を作って将来を見通す
・何にいくら使っているか、我が家仕様の支出項目を作る
・情報共有して話し合える夫婦のやりくり術
家事、育児、仕事の両立で悩んでいる人、これから子育てが始まるので不安を感じている人に役立つ内容だと思います!
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