FIREに向けて着々と資産形成をしている、まにゃです!
FIREとは、経済的自立による早期リタイアのこと。
若いうちに働かなくてもいい経済状況になったらいいですよね♪
働きたければそのまま働いてもいいし、会社が嫌になったら即やめれるなんて最高です。
そんなFIREですが、なんと普通の会社員でもできるんです。
私も普通の会社員ですが、確実なFIREのために資産形成しています。
FIREを考える時に参考にすべきなのが、FIRE入門書である「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」という本。
すでにFIREに向けて取り組んでいる人にとっては既知の情報が多いかと思いますが、FIRE後についても詳しく書かれていて役立ちました!
FIREに興味が無い人でも、うまく資産形成して老後を安泰にできる可能性が高まるので、この記事を読んで一緒に勉強しよう。
・日本の社会制度を上手く利用した資産形成方法がわかる
・FIRE後の戦略までしっかり書かれている
・内容が細やか
・投資や節約って何?という状態の人でも理解しやすい
・資産形成初心者から中級者まで幅広く活用できる情報が書かれている
- 本の概要
- 第1章 FIREの基本
- 第2章 もっともっともっと稼ぐ
- 第3章 1円でも貯蓄額を増やすために節約する
- 第4章 貯めたお金をできるだけたくさん増やす
- 第5章 FIREのために絶対必要な知識
- 第6章 FIREを実行する3つのパターン
- 第7章 FIREに成功した後のメンテナンス術
本の概要
「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」は2021年7月に出版されたもので、比較的新しいです。
本の中で書かれていますが、「日本版 FIREの教科書」にあたるものは本書が初のようです。
特に、お金や将来の不安から解放され自由になりたいと本気で思っている人に向けた内容になっています。
「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」の特徴は以下の3つ。
① 日本の社会や制度に基づいている
② 自分らしい早期リタイアが分かる
③ 普通の会社員でも実行できる
さて、それでは内容を簡単に見ていきましょう!
第1章 FIREの基本
まず、日本版FIREは米国版FIREと何が違うかが書かれています。
米国版FIREについての情報は、アメリカの年金制度に基づいて書かれている。
そのため、日本でFIREするのであれば、日本の社会保障制度について適切に理解しておく必要がある。
また、高齢者雇用制度の実情や今後の展望を踏まえてFIRE計画を考えるべき。
FIREを実現するためには、必ず以下の3つを合わせ技で取り組む必要がある。
①年収をもっと増やす
②無駄な支出を減らす
③できるだけ高利回りで増やす
FIREするタイミングは人それぞれ。
標準的な引退年齢である65歳から、5歳早い引退を目指すプチFIREが現実的。
それを通過ステップだと考えてみよう。
例えば50歳代で FIREを考え、まずは60歳プチFIREを実現する資金を作る。
そして次のステップとして、50歳で引退できる資金を作る。
早期退職は必ずしなくてもいい。いつでも辞められるということが精神的なメリット。
第2章 もっともっともっと稼ぐ
運用収益を増やすための原資が必要なので、そのために収入を増やすという選択を無視できない。
年収を増やすためには、「同じ時間働いて、より多くお金をもらう方法」を考えなければならない。
年収を上げるためには以下の3つのアプローチがある。
①長い時間働く
②副業する
③時給を高める
長い時間働いても、時間は有限なのであまりうまくいかない。
かといって副業しても、同様に時間の切り売りには限界がある。
ということで、専門性を高めることで時給を上げるのがいい。
キャリアアップについて自覚的になることはFIREにおいて重要。
上記3つ以外のもうひとつの選択肢が「結婚と共働き」。
今の会社で年収を上げる方法や転職について詳しく書かれてるよ。
第3章 1円でも貯蓄額を増やすために節約する
年収だけ増やしても、支出が増えては意味がない。
まずは固定費から家計の10%を削ってみる。
毎日の生活費も削る。できるだけ生活の質は落とさずコストだけ落とす。
具体的には、家計簿アプリで見える化する。
家計簿は分析してこそ意味がある。改善することに価値があるのであって過去の自分を責める必要はない。
特に節約スキルは、FIRE成功後も活用していくものなので重要。
1円でも節約するという考えは、私は賛同しないけどね。
第4章 貯めたお金をできるだけたくさん増やす
この章ではお金を増やすことについて書かれています。
投資を始める前の準備
以下のものを設定できれば、ゴールを試算することができる。
・初期元本
・定期積立額
・積立投資期間
・運用利回り
基本的にはゴールの時期や目標額、初期元本は固定されているため、毎月の定期積立額と運用利回りを高めることでしかゴールを実現できない。
この時、ゴール実現のために高い運用利回りの設定をしてしまうと、無理のある過剰なリスクを取ることになる。
積立額の設定や投資のリスクコントロール、ゴールをバランスよく設定することが重要。
銀行預金は資産全体のリスクをコントロールできるところに肝がある。
FIRE後も定期預金を持つことは、リスク管理としてあり。
投資先について
普通の人はインデックスの長期積立投資で十分。
ここでは、インデックス運用の魅力や具体的にどんな資産バランスで投資するかについて書かれてるよ。
均等分散のようなバランス型ファンドはやらない。
なんとなく分散できている感じがするが、効率を考えるとすべて均等はありえない。
あえて株式のみに投資するのもあり。
安定運用型と呼ばれるバランスファンドはほぼ債権で構成されていて、リターンが低い。
金融庁の資料では、国内外に分散投資したモデルを試算すると、20年積立投資すれば勝率100%でリターンは4〜6%の間にほぼ半分の確率で収まる。
非課税制度の活用
iDeCo と NISA について詳しく書かれています。
「早く口座を開設すること」と「できるだけ満額で利用すること」が重要。
第5章 FIREのために絶対必要な知識
FIREのために絶対必要な知識として、以下のようなことが書かれています。
退職金や公的年金の減額
FIREを実現すると、公的年金の受取額が標準より大幅ダウンするという問題がある。
退職金がほとんどもらえない点も考慮が必要。
プチFIREであれば5年早い退職となるため、公的年金についてはあまり影響がない。
FIREを目指す人が必ずチェックする必要があるのは自己都合退職時の給付カット規定。
例えば、勤続20年で退職した場合、20%減額するような規定があったりする。
自宅を買うかどうか
現役時代は賃貸派でもいいかもしれない。
しかしFIRE後、そして老後については死ぬまで居座れる終のすみかは重要だと考えられる。
成功者の多くは自宅を確保している。
標準的なリタイア年齢はこれからも上がっていく
今は65歳定年退職が標準だが、自分が65歳になった時も果たしてそうだろうか。
70歳現役社会の到来は確実。75歳になる可能性もある。
第6章 FIREを実行する3つのパターン
この章では、FIRE計画の立て方が具体的に紹介されています。
ぜひ、「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」を読んで自分のFIRE計画を立ててみましょう。
第7章 FIREに成功した後のメンテナンス術
この章では、あまり他では取り上げられることのないFIRE後について書かれています。
・FIRE実行前後の手続きともらえるお金
・FIRE生活でかかるお金、かからなくなるお金
・確定申告
・市場の暴落時にどうするか
といった重要情報が盛りだくさん♪
「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」、おすすめです!
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